2011年01月18日

野良猫の行方

うちの職場は野良猫のたまり場になっている。


始めは一匹のフサフサのタヌキみたいな目付きの悪い猫がきて、猫好きな事務員さんがエサを与えていた。
そいつが子猫を産んで連れてきた。 
全部が大きく育つわけではない。車にぶつかって死ぬのもいれば、体が弱って死ぬのもいて、たいてい増えすぎることはあっても、問題はなかった。

エサをあげることによって、どこからか嗅ぎ付けて、よその縄張りの猫もやって来たが、エサを欲しさにケンカせず、仲良くやっていた。

そんな増えたり減ったりの猫たちの世話をして、何年たっただろう、先週、隣のマッサージ店から苦情が来た。
餌やりについては、やるなとは言わないが入り口先の糞尿被害の事なんとかしてほしい、と。 


前々から、よく苦情を言われなかったなぁと言うのが不思議なくらいだ。

数えたら20匹近くいて、猫が嫌いな人にとっては迷惑な話しだろう。



その日を境にエサやりを禁止とみんなで決めた。


もともと私は、猫には情をかけないように努めていた。
嫌いなわけでは無いが、やっぱり野良猫をかわいがって増やすことは無責任なんじゃないかってのと、死んだ時にツライので、なるべく触れないようにしてた。

そんな私でも、急にエサを貰えなくなってお腹をすかせて寄ってくる猫に心が痛くて痛くて、仕事中も帰ってからも頭から離れなかった。
私でもそんなくらいだから、事務員さんは、気が狂いそうなくらいで、仕事にも支障をきたすほどだった。

子猫を連れてきて、玄関の前でジーッと見つめる猫たち、車のボンネットに飛び乗ってフロントガラスごしにジーッとみたり、かわいい仕草でエサをねだったり…今まではそれでホイホイとエサを貰えてたのに、猫たちには理解できないだろう。

最初は20匹近く集まってた猫たちも、今まは4〜5匹。そいつらも、何度も何度も訴えてくる、
「今日はくれる?」

みたいな感じで。


ホントに人間は自分勝手だよね。
ここまで増えたのも、栄養いっぱい与えてヌクヌク育てて、急にどっかに行ってなんて。


エサやりは決して可愛がってるとは言い切れないってことを、ネットでいろいろ調べた時に思わされました。

今は猫が恨めしい目や、すがる目で見てるのがツライです。
エサをもらえず、弱い子猫から犠牲になっていくのかなと思うと胃が痛い毎日です。


おとつい、子猫が一匹、衰弱して動けなくなってたのを保護しました。

せめて、この子猫だけでも元気にしてあげて貰い手を見つけてあげたいです。

とてもキレイな毛並みです。
野良猫の行方


Posted by OJマーク at 13:25│Comments(2)
この記事へのコメント
野良猫屋登場です(笑)。。。はい。
野良猫は、一日一日を真剣に生きてるからね。
猫嫌いの人には、数が多すぎですねぇ~
写真撮りに行きたいくらいやわ。
野良猫は人間の犠牲者みたいな。。。。。。。感じ

野良猫も そんな人間を癒してくれる表情してくれます。
嬉しいことです。ハイ
Posted by 野良猫屋 at 2011年01月18日 21:36
野良猫屋さん、はじめまして(^-^)
自由に暮らしてる猫たちをうらやましく思う日もありましたが、こうしてみると、本当に毎日を生き抜いてるんだなぁと、切ない気持ちになります。

エサをあげなくなって2ヶ月くらいになりますが、なぜか猫たちはマルマルと元気で…(;^_^A私たちの罪悪感も少しやわらいできました。
野良猫たちを思ってくれてる人たちが、まだまだいるってことですね。


ぜひ写真とって欲しいくらいです!
お勧めは、鼻の下にブチがある『社長』です(笑)
Posted by OJマーク at 2011年02月04日 15:32
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